「工夫茶でいれた中国茶は、もう捨てちゃうの?」
先日の『桃の節句のクラフト茶会』にご参加くださったお客様から、こんな質問がありました👍
中国茶ならではの楽しみ方として、小さな茶壷(急須)や蓋碗に茶葉をいれて湯を注ぎ、小さな茶杯ででいただきます。
こんな手間暇をかける喫茶スタイルを『工夫茶』といいます。
煎を追うごとに、お茶の香りや味に変化が出ますし、いれる人の個性で同じお茶でも風味が違うのが、この喫茶スタイルの醍醐味だったりするわけです。
ですから茶藝師という人たちは、それぞれの茶葉の個性を知り、お客様の好みを考えながら、一煎ごとにいれかたを工夫します。
小さな茶壷でも蓋碗でも、茶葉の量はしっかりといれますから、本来は10煎以上は楽しめます。
知り合いの中国人の先生は、5煎を過ぎたあたりから自然と頬が緩んで✨✨
「本当の茶のおいしさは、ここから🍃」と。
前置きが長いですが、本来は10煎以上は飲めるお茶を3煎で終えてしまうのは、これは確かにもったいない💦
茶壷や蓋碗に残った茶葉は、グラスやボトルに移して水を注いで水出しにすれば、これが結構いけます(衛生上の問題もありますから、特に夏場は冷蔵庫へいれてください)👍
高価なお茶、希少なお茶、おいしすぎて後ろ髪引かれるお茶は、茶殻とてそれは貴重ですから🍃