毎月定例のクラフト茶会ですが、今回は初の試みとして、午前の部はクラフトのワークショップなしで本格的なお茶会を楽しんでいただきました。

「どうしても段さんのお茶を飲んでほしい❗」と口説き落として実現した『段さんのお茶会』🫖

お茶をいれる姿も美しい

段澤琳さんは、安徽省出身の茶藝師です。

中国茶専門店をやっていた経験から、お茶の目利きは一流だし👍現在もお茶の買い付けをしているし、貴重なお茶のストックもあるし、もうウキウキ✨

お茶いれ名人でもあるので、段さんの秘蔵茶を、段さんにいれてもらう贅沢なお茶会となりました。

1つ目のお茶は、50年ものの『陳年野生普洱茶』の飲み比べ。

段さんが中国茶の専門店をオープンする際、ビンテージ(陳年)茶として入手した逸品。それから数十年がたっているというのですから、まさに秘蔵茶✨

いま注目されている野生茶でもあります👍

まずは蓋碗で、次は茶壷でいれてもらいました。

落ち着いた熟年の普洱茶は、煎を重ねると水色は濃くなりますが、味はいたってまろやか。

蓋碗と茶壷のあきらかな差は、温度かなと。

蓋碗と茶壷の普洱茶を飲み比べ

2つ目のお茶は『安溪鉄観音。2023年新茶と40年もののビンテージ茶を飲み比べ。

どちらも蓋碗でいれましたが、フレッシュな鉄観音のゴージャスな香り、ビンテージ鉄観音の繊細なニュアンス。これは甲乙つけがたい。どちらも捨てがたく、なんて贅沢。

左・2023年 右・40年ビンテージ茶

3つ目は、段さんからのサプライズ

『玉露』というお茶をいれてくれました。

玉露といっても、日本茶ではなく半発酵の烏龍茶。

福建省の茶葉を台湾茶の製法で作ったものとか。発酵度を少し高めに作るらしい。

台湾茶の華やかな香りと、日本茶を感じさせる味が、なんとも絶妙👍

贅沢な一期一会のお茶ばかりで、たっぷりと2時間の熟茶三昧。

段さんセレクトの秘蔵茶、次回もぜひ❗

おみやげは、50年物の『陳年野生普洱茶』を✨

今月の茶袋は茶殻スタンプがテーマ