この夏のうれしいニュースは、『さらば、わが愛/覇王別姫』が、4K映画で公開されていること。
残念ながら私のテリトリーであるアップリンク吉祥寺は、4Kではない💧

ですが、スクリーンで見れちゃうって、かなりありがたい💖💖

監督はチェン・カイコー、主演はレスリー・チャン💖1993年制作の香港映画です。

第48回(1993年)カンヌ映画祭のパルムドール賞をはじめ、多くの映画賞を受賞。いまだ、中国映画のベストワンに推す人も多い名作です。

今回の公開は、レスリーの没後20年の特別企画ということらしい👍

ストーリーとしては、京劇養成所で兄弟のようにして育った二人の役者の愛憎劇。

1925年の北京からはじまって、抗日運動、文化大革命と時代は進み、男役・女役の京劇スターとなった二人に、娼婦がからんで性別を超えた三角関係が繰り広げられます。

京劇も遊郭も山査子(サンザシ)飴も印象的ですが、中国茶マニアとしては、喫茶シーンや茶道具🫖のディティールに目がいきがち💦✨

京劇養成所の師匠から、ケンカをしたお仕置きを受ける二人の役者を、コン・リーが見届ける場面が、わたし的なイチオシ。コン・リーは、男役スターの妻となった娼婦役です。

彼を愛するのは女形であるレスリーも本気。夫と恋敵がお尻を出してお仕置きされる様子を、白いチャイナドレスに白い蓋碗で、お茶をすすりながら眺めるという一興❗

そんなシーンを楽しみにするのは、私くらいか💧と上映を待つのも幸せです💕