ワークショップの小皿のニスが乾くまでは、とっておきの中国茶タイム。テーマが『青い柳の物語』なので、茶席の設えもそれなりに✨

 蓋碗や茶海の敷皿に使ったプレートは、イギリスのSpoded社製。ウィローバターンをパッチワークにしちゃっているし、ブルーでもないね。

 茶托に使った豆皿は、第二次世界大戦後のアメリカの占領下にあった日本が、輸出用に製作したオキュパイドジャパンのもの。プリントがズレている1枚もあって、そこも愛おしい💖

イギリスと日本で制作されたブルーウィロー

 準備したお茶は、イギリスとの縁の深い福建省の正山小種(ラブサンスーチョン)。世界で最初に作られた紅茶であり、イギリス皇室で愛されたことも知られています。

 この紅茶って、松の木を燻したスモーキーな味わいが特徴といわれているけれど、スモーキーさを控えめにした微薫香、燻していない無薫香とあって、なかなかつかみにくい💦

当日の茶譜

 ちょうどクラシックな薫香タイプと、手摘みの微薫香タイプが手に入ったので、道具も茶杯も同じもので、お客さまに飲み比べていただきました。

上/手摘みの微薫香、下/伝統的な薫香タイプ

予想外だったのは、松香のあるクラシックな正山小種を、苦手💧という方がいなかったこと。これはなかなかうれしい👍

2種の飲み比べは同じ道具を使います

さて、今月の敷紙は、柳と寺院と2羽の鳥が、飛び出しておりました。

ついに鳥は飛んだ!

いつもながらに、この敷紙を置いたトレーがお客様の前に並ぶのが、クラフト茶会の醍醐味です👍

茶菓子には、紅茶に好適なスペイン菓子のポルボロン。口の中でホロホロと崩れてしまうところがおいしくて。パレスホテル東京まで買いに行ったのだけど、口に入れる前にも崩れる💦

お客様トレーはこんな感じで

そんなこんなで、ワイワイポロポロと楽しみながら、4月のお茶会も終わりました。

当日、お越しくださったお客様、本当にいつもありがとうございます。